≪記事要約≫
●不幸とともに知らされる葬儀&墓所費用にビックリ
お葬式は誰もがたどり着く終着点であるが、あってはならないことと普段考えないようにしているものだ。しかし普段考えないことだけに、身内の不幸とともに知らされる葬儀と墓所費用に驚かされる。 東京都を例にすると葬儀費用(葬儀社+寺院関係+香典返し+飲食接待費)平均額が約346万円(東京都生活文化局調べ)、墓地では東京郊外の場合、土地代に60〜80万円/uそれに墓石、管理費が掛かる。お墓に関しては少子化の影響で墓の面倒を見る人が減少しており、残す側も墓の面倒をみる者の負担を考えると“墓は不要”とする人が増える成り行きになっている。
そこで元気な今のうちに、残された者への負担が少なく、個性が際立つ葬儀と埋葬について考える。
●自分らしさをアピールできる葬儀が人気上昇中
自分らしい葬儀をしてもらうには、生きているうちからの計画がよく、最近は家族や親しかった人で行う「家族葬」や、好きな音楽で送る「音楽葬」「メロディー葬」も増えている。また葬議場では気分が暗くなるので「ホテル葬」といった立食パーティー方式もある。葬式のことは考えないという“縁起”より、“経済性”や“自分らしさ”のほうが上回っているとも見て取れる。
●死んだら自然に還りたい そんな人が注目の散骨
91年に神奈川県相模灘で、葬送の自由を実践している市民団体(葬送の自由をすすめる会)が散骨という自然葬をおこなった(法律的に問題はない)。以来“自然に優しい”自然葬で15年間に1700人を還してきた。今では、各葬儀社により海へ山へ空から宇宙へと、様々なスタイルの散骨による自然葬がビジネス化されている。「海洋葬」は散骨海域に向かう船内で葬式をおこなった後に遺骨を海に流す。四方を海に囲まれた、日本にあった方法ではないだろうか。 また、墓地とモニュメントとしてのお墓にこだわる人には、墓石にかわり樹木を墓地に植える「樹木葬」もある。
●最新テクノロジーが生んだ 新供養スタイルで、お墓不要!
「遺骨をすべて散骨してしまうと、一抹の寂しさがあるし、遺族の雑音も大きくなる」 そこで遺骨の一部を“手元供養”にする方法が注目されてきている。手元供養協会も設立され、この5年ほどの間に、お墓を持たず、遺骨を自宅で管理する人が急増しているということのようだ。遠くの墓に埋葬し、なかなかお参りにいけないより身近でいい供養になるかもしれない。手元供養には遺灰ををダイヤモンドに生まれ変わらすもの、セラミックのプレートや石に変えてしまうものがある。また遺灰を卓上の墓石やオブジェ、ペンダントに納め、仏壇代わりに置いておく人もも多い。一人っ子同士の結婚により両家の墓を守るのは経済的に苦しい。ならば美しく変身させて手元で供養する。と考える人は、今後ますます増えていくに違いない。
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