昭和20年8月15日終戦。
長かりし丸6年間の軍隊生活より九死に一生をへて帰還。
縁あって結ばれ苦楽を共にし五十五年間の長きに渡り
朝起き晩寝るまで一緒に暮らして来た君の突然の死。
不平不満一つ言わず過ごした君。両親よりも長く暮らした五十五年間。
こんなに早く別れが来るとは思わなかったよ。
淋しくないと言えば嘘になる。
一時はどうなることかと思ったが、良い子を生んでくれて有り難う。
今は自分の好きな様に暮らしているから安心していいよ。
ちょっぴり淋しいが今は自分の部屋に石仏(手元供養品)と写真が置いてあり
いつも一緒で朝から晩まで同じ部屋にいるからね。
石仏と写真を見ながら朝晩の挨拶。
君ならこんな時はどうするなどと毎日話しかけています。
いずれは、さけて通れない時が来るだろうが
今度俺が死ぬ時は石仏と一緒に旅立つからな
そして仲良く二人一緒に、もう一度やりなほそうね。
それまでまってくれる様に御願いしますよ。
よき夫でなかったが御めんね。
では、いずれ会ふまで
長い間有り難う。感謝しています。
合掌
春くれば 主(ぬし)が手がけし 花咲きぬ
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